--年--月--日 (--) | Edit |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2016年09月13日 (火) | Edit |
こんにちは。「科学の学校」丸山です。


9月も半ばに差し掛かってきましたね。


日中は暑いものの陽が落ちてからは
過ごしやすい毎日になって参りました。


「科学の学校」の中学部は
3年生の2学期で修了となります。


高校受験への配慮からの
カリキュラム編成となっております。


3年生の多くは小学部から続けて
「科学の学校」へ通い続けてくれています。


当の本人たちは今のところ
感慨など微塵も見せずに
わいわいと実験をしてくれていますが


こちらとしては
彼らに彼らの残り少ない実験が有意義なものにするため
実験の準備にも力が入る今日この頃です。


さてそんな中学3年生では放射線についての実験を行っております。


放射線とは
高エネルギーを持つ、粒子または短波長の電磁波です。


粒子の部類にはα線・β線・中性子線が


電磁波の部類にはγ線やX線が
あります。


放射線は他の分子や原子にぶつかると
その電子を弾き飛ばしたり
電子を元々走っていた軌道から他の軌道へ追いやったりします。


こうして不安定になった分子や原子は
化学反応を起こしやすくなったり、
時にはもっと小さな塊に壊れてしまうのです。


人体に有害というのはこのためです。


ただ放射線の種類によってものを突き抜ける能力(透過力)は
異なり、α線は紙1枚でも貫通することが出来ません。


今回は放射線に関しての実験で有名な「霧箱」を作り、
このα線を観察してみました。


放射線源の閃ウラン鉱から
時折流れ星のようなものが飛んでいくのが観えます。



これはα線そのものでなく、通った後の飛跡を見ている事になります。
ちょうどジェット機が飛んだ後に見える「飛行機雲」のようなものですね。


箱の中は過飽和状態のアルコール蒸気で満たされています。
過飽和の気体は何か刺激や依り代を与えるとすぐに液体に戻ります。


α線がぶつかった他の分子から電子が飛び出すと、
それを核としてエタノールが次々と液化し、雲が出来上がるのです。


私たちはそれを観察している、という事になります。


理屈を知っていざ!とやってみると、
案外うまく行きません。


キレイにみるにはいくつかのコツがあって、
ああでもないこうでもないと言いながら
実験を繰り返すうちに突然


「観えた!」


となる




のが理想でしたが生徒だけでは中々難しく、
我慢しきれずに色々と手出ししてしまうのです。。


観察は出来たものの


「胸三寸に納める」


の精神を鍛えねばと感じた実験ともなりました。

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。