2011年08月04日 (木) | Edit |
「ガイガーカウンターで放射線を調べよう」のつづきです。
放射線量を調べるガイガーカウンターの動作原理は結構単純。
円筒形のセンサー部(GM管)には
円筒の真ん中には長い芯がありそこがプラス極。
そして円筒の外側はマイナス極。
ヘリウム、アルゴンといった不活性ガスが入っており、
芯と円筒には数百ボルトという高い電圧がかけられています。
センサー部に入ってきた放射線が中に入っているとガスが
電離し電気が流れ、その流れた回数を数える(カウント)仕組みです。
実際に放射線の持つエネルギーを計測するのではなく、
回数が多ければ、放射線量が高いとみなすのです。
仕組みが簡単なので、自作でもできます。
(だけど何μSVとは調べることはできませんが。。。)
実際に作ったガイガーカウンターはYY式簡易GM管といい
矢野淳滋さんと米村傳治郎さんが考案したものです。
センサーの仕組みは本物と同じですが、
電気が流れた時はラジオの「プチ・プチ」というノイズで確認します。
フィルムケースやプラコップなど身の回りの材料で作ることが
できますので一度トライしてみてください。
日本ガイシのHPに作り方が記載しています。
1999年2月号/手作りセンサーで、放射線をキャッチしよう
このYY式簡易GM管の難しいところは
電圧を調整するところです。
静電気を貯めて数千ボルトするのですが、
高すぎても低すぎてもダメみたいで、
ラジオから一定間隔で「プチ・プチ)と
静電気の自然放電する音がするくらいが
ちょうど良い電圧で再現するのに一苦労します。
実際、静電気は使わずに高圧小型電源回路を使って
電圧を安定させた方がうまくいきます。
下記のブログに高圧小型電源回路について詳しく
書いてありとても参考になりました。
(ありがとうございます)
525円から作れる手作りガイガーカウンター
(ブログ ド根性無しな日々)
硫酸カリ、グローランプ、ランタン、閃ウラン鉱を調べました。
まずまず反応しています。
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